F香川です。
先日バイトを始めました。すごいでしょ?
バイト始めたんですよ。
この1年間あまりにも人と関わってこなかったので当時決まりかけていたガソリンスタンドのバイトを蹴って居酒屋のバイトに就職する事にしました。
バンビーノというイタリア料理人を目指す漫画があるのですが、そこで得た接客の知識を活かしてのホールのお仕事はとても楽しくてやり甲斐を感じ始めました。
ですが、イタリーの風は大衆居酒屋に合わないらしく「F香川くんもっと大きい声出して!」とか「これ打ち間違えてるよ!」とか、挙げ句の果てには年下の女性店員さんに「F香川さんってなよなよして頼りないですよね。」なんて言われたりしています。
強いと思われたい僕はアメコミのハルクの様な『筋肉がありすぎて脇が閉まらない歩き方』を普段から心がけているのですが、それをその子に話すと楽しかった空気が一変!
「いや腕!こんなガリガリで何言ってんすか?肩幅もこんなに狭くて…」とポンッと背中を叩かれました。
急な距離の詰め方にビックリしましたが、(多分向こうは僕の事好きかも?)少しではありますけどバイト先での関係性が進展した感じがして嬉しかったです。
僕は小説家という嘘のプロフィールでバイトに入ったのですが働いている人の中には、舞台に立たれてる女優の卵、一人で作詞と作曲を努めてるアーティストの卵、関西から上京してきたスタイリストの卵、ガチのホテルマンと様々なお仕事の人がいて話を聞いてるとすごく楽しいです。
そこには僕とは違い半端でやっている人間が少なく感じました。コロナで仕事が無くなってしまった今でも元気を振り絞って頑張ってる姿を見て、僕はおしぼりをギュッと握りしめながらアルコールスプレーを片手に彼らを応援したくなりました。
あぁ、テーブルを拭くのが遅すぎてまた怒られてしまいました。
また彼らから聞いた話で感じた事を話せたらなと思います。それではまた。