ミーミー!猫のミイちゃん!
今日はどこにお散歩かな?そう、今日はミイちゃんお気に入りの公園で日向ぼっこ!ミイちゃんなんだか嬉しそう!
あれれ?
お家の窓がしまっているね?
ミイちゃんは長ーく伸びた自慢の爪でカリッ!カリッ!と上手に開けました。ミイちゃんすごい!
ぴゅー!っとお外にでると、あちち!なんだかお外は熱いねー。きっとせっかちな夏さんが「春なんて終わりだー!」って早くに来ちゃったんだね。
テクテクテク、あれれ?何だかお外が暗いね。きっとせっかちな夜さんが「良い子は寝る時間だぞー!」って早くに来ちゃったんだね。
そういえばお隣さんはー?ご引っ越しですかー?ミーミー!あれれ?お家がないぞー?
ちょっと待って?ここはどこー?ミイちゃんは暗くてこわーい所に迷っちゃったみたい。
ゴツゴツなお岩さんがこっちを見ているね!ミイちゃんは急いで物かげに隠れました。
「ドカーン!俺は怒ってるぞー!」とお山さんが大噴火!ミイちゃんこわーい!
どこなのー?どこなのー?ミーミー!だーれも返事はしてくれません。
僕は一人なのー?ミーミー!
ミーミー!
ミーミー・・・
ミィ・・・ッッッ!!!
泣いてるだけじゃ何も変わらない。ミイちゃん、いや、ミイは決意した。
この地獄の様に変わり果ててしまった街を、絶望を生き抜く為にミイは変わった。
ミイはもう誰にも頼らない。大好きな日向ぼっこをする為に、大好きなみんなに会うために一人で世界を救う方法を考えた。
伸びきった爪を岩に当て、決意を彫り残した。
にゃーにゃにゃいにゃうにゃんにゃわーん
(地球はまだ負けていない!20☓☓・・・一匹の猫)