F香川です。
帰省して久々に小1の甥っ子に会った。
身長の伸びは去ることながら、男の子らしく角張っててきた体付きを見た僕は、つい最近までベイビーだったのに…と寂しく感じた。
公園でたくさん走った後に(子ども達にとっては少しかもしれない)コンビニで買ったオレンジのアイスの実は当然すぎるぐらい美味しくて東京に帰るのが少し嫌になった。
家に帰ってSwitchからYouTubeを開いた甥っ子。
スマホ歴6年くらいの僕よりも早くYouTubeを開く甥っ子にちょっと心配になる。それにしたって今の子どもって進んでるなぁ。
しばらくすると面白い動画を見つけたのか甥っ子がケラケラと笑っている。微かに聞こえてくるゆっくりボイスにますます心配が加速する。
甥っ子は自分にも聞かせようとしているのかYouTubeの音を上げた。Switchのスピーカーはしっかりとしていて騒音はゆっくり僕の鼓膜を刺激する。
うるせえな。と思ったので無視していると甥っ子が我慢できなくなったのか口を開いた。
「これ草。」続け様に「この青の恐竜映えなんだけど。」
え?キモ?甥っ子がキモキモ成長してた。
思えばさっきもキュリー夫人だかが実は学者なんだよ。とか言われたな。
そんな事も知ってるなんてすごいね!なんて思ってたけどインターネット特有の知識の偏りじゃねえか。キュリー夫人が何したか知らんくせに。僕も知らないけど。
さっきまで可愛かった甥っ子が突然可愛く見えなくなってきた。急に偏屈なガキに見えて仕方ない。
それから遅れて子どもにインターネットに触れさせる怖さがジワジワとこみ上げてくる。
時代を憂いたことなんて今まで無かったけど初めて学校でインターネット教えてあげてくれ…と思った。
麻薬の危険性とかよりももっと身近で恐ろしいぞ。僕のブログもそうだし、小説もネカマツイッターも全部ネットタトゥーっていう一生消えない生傷だ。
僕を教本にでもホルマリン漬けにでもしてくれて構わないからさ、可愛かった甥っ子を返してくれ・・・
このまま成長して逸材が出来上がるのを防ぎたいが、こんな時代じゃ外にも出れないし仕方ないよな。と甥っ子を少しかわいそうに感じた。
そういえば最近僕がよく使っている「タコガキ」は全く流行らんなぁ。
流行れ!タコガキ!