ヒキズる日記

ずっと引きずってます。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

倫理観0の人間が読むと苦しくなる小説を書く西加奈子さん

小説のiを読んだ。登場する全ての人物が優しくて苦しんでいた。自分の死生観は近しい人物の死がなかった事もあるが、自分の想像力が乏しい事もあって、死をそれほど重大な事実と受け止めていないことにこの小説を読んで気づいた。いや、この小説を読む前から…

栞の挿し手と挿さり手

電車に乗り込むと扉の真横の座席に文庫本が一冊置き忘れてあった。乗客は厄介そうにその本を避けて座っていたが本の隣しか空いてる座席がなかったので僕はそこに座った。 居心地が悪かったし、何よりどんな内容か気になったので本を手にとって見る事にした。…

赤色が好きなままだったらヤバかった

F香川です。 心理学の本をパラパラと立ち読みしてたのですが、そこで「好きな色からわかる自分の心理」という項目を見つけたので小学生が好きそうだな。と思いながらも少しだけ目を通してみました。 僕はオレンジ色が好きなのでそのページを読みすすめるとこ…

ボーダーライン

F香川です。 2年ほど前に仕事終わりに先輩とラーメンを食べに行きました。仕事終わりの体に豚骨醤油はめちゃくちゃ染み渡ります。 会計を先輩に済ませてもらい、たらふくに食った僕らが店の外の喫煙所で一服をしていると二人のサラリーマンが店の向かいにあ…

それが知りたかったんだ。ってなると死んでしまう世界。

女はヒールの浮いた靴でボロっちい体育館の木床をコツコツと打ちつけながら壇上へ登っていく。 冬の体育館はよく冷え込んでいて生徒のざわめきは体育館中によく響いていた。もっともそれは壇上へ向かう女に向けられたものでは無く、日曜日のありがたみを分か…

エモい100

F香川です。 先日エモいについてブログで話したのですが、エモいって結局サイコーなんです。 色んな漫画や小説を読んでたくさんの『エモい』をインプットしてきた僕です。たくさんのシチュエーションが脳内に溢れかえっているのでそろそろアウトプットする作…