今僕はガストに来ている、当然今回はガストからこのブログはお届けしているのだが、ガストに配膳ロボットが導入されてだいぶ長い月日が立った。
僕はチマチマとガストに足を運んでいるので見慣れたものだが、まだまだ世間からすれば新鮮なようで、違う席のお客さんは話しかけたり写真を撮ったりしている。
もしも会計ロボットが導入されたら、もの珍しさにお会計中に写真を撮る客が増え、会計が長引くのだろう。
もしもお料理ロボットが導入されれば、厨房の中に話しかけに行き、写真をパシャパシャ撮るのだろう。
挙げ句の果に厨房の中に人が溢れかえって、出来た料理を皿に盛り付けることもせずに食い荒らし、配膳ロボットはかつての栄光を忘れ去られたように、厨房に溢れかえった人に足を絡み取られ、倒された挙げ句踏み壊されてしまうのだろう。
そしてエスカレートした客の中にいた『今田耕司』が、お料理ロボットを自宅のペッパーくんの慰み者として持ち帰ってしまうのだろう。
興が冷めた客は厨房から去り、食い荒らされた料理の残りカスと、原型をなくしてしまった配膳ロボットの成れの果てだけが寂しく厨房に横たわっている。
厨房の外から聞こえる「そんな目で見ることないがな!」と言う声が厨房の中に寂しくこだましてくる。
僕はガストにこれ以上求め無い。