今日は方南町エイサー祭りがあった。
商店街の八百屋や肉屋が、屋台を出していて地域まつりっぽくてよかった。バイト先の隣の屋台で、焼き鳥と焼きそばを買ってバックルームで食べたのだが、普段作りなれていないからか、パサパサしすぎて普通だった。
バイトが終わってから祭りを見に行くと、周囲の居酒屋が屋台を出していて、とにかくつまみが豪華だった。地ビールが売っていたのも印象的だった。
エイサーを聞きながら瓶ビールの2本目を開けて、3本目に突入したときに、猛烈な眠気に襲われて家に帰ってきた。
ソファに寝転がった瞬間に意識を失った。
しばらくすると、部屋を忙しなく動きまわる物音に意識を取り戻した。
とは言いつつ、まだ目の前がぼやけている。物音の方に目を向けると人影が立っていることに気がついた。
暖色の蛍光灯に当てられる長身に、神のような威厳を感じながら、意識が覚醒するまで眺め続けているとその生物は「き、ふ!」と小さく鳴いた。
普通にマシマだった。困惑していると、おやつカルパスを箱でくれて、やっぱ神だと思った。