一日一箇所掃除をするという決まりを自分の中に作ってみた。
僕は本当に片付けが苦手で、一時期片付けをしなさすぎた時は、家の中にあるゴミを袋にまとめたら全部で15袋になったことがある。
部屋を見渡すと、鼻をかんだティッシュも使い終わったマスクも飲み終わったペットボトルも床に捨てるので、ゴミ集積場の中にソファが捨てられているような状態だ。
そのソファで寝てる僕は、舟で遭難したガリバーとでも言うべきだろうか。
夏は男を成長させるという事で、僕も一つゴミを捨てる男になろうかな。と思ったわけだ。
まず最初に掃除する箇所はシンクに決めた。
聞くところによると、女の子は水回りの汚れが苦手らしいじゃないか。
いても立ってもいられなくなった僕は掃除を始めようとした。
しかし、今まで掃除をあまりしてこなかった僕の家には、掃除用品が掃除機しか無かった。
こんな状態で2年も・・・と絶望しかけたが、僕は掃除用品を求めてバイクでドン・キホーテに向かった。
向かう前に冷凍庫に半年ぐらい前から入っていたひき肉とカット野菜達を米と一緒に炊飯器にブチ込んでスイッチを入れておいた。傷んでいるか心配だったが、冷凍しているので大丈夫だろう。
ドン・キホーテで掃除用品を見た事などあまり無かったので、色々なものを買ってしまった。
オキシ漬けで有名なオキシクリーン
なんやかんや重曹
まだ持ってなかったコロコロローラー
お風呂の床掃除にブラシ
他にも細々買いすぎて、会計は1万円に上った。
いざ帰ろうと思ったが、袋にまとめてみるとどう考えても床掃除用のブラシが袋に入らない。
これはマジでしくじった。
バイクのリアボックスにブラシ以外の掃除用品はすべて収まったが、ブラシだけが路頭に迷っていた。
必死に知恵を絞った結果、ブラシを股に挟んで帰ることにした。
昔ドラえもんのしずかちゃんが、魔女っ子になる話で箒に乗って空を飛んでいたが、その時に「ずっと飛んでいると股が痛くなるわ。」と言っていたがあれはマジだ。
前立腺の部分に硬いものが押し当てられ続けるのは初めての経験だったので、めちゃくちゃ嫌だった。
しかし、棒状のものにまたがって高速でバイクを運転していると少しだけ魔女になった感覚を味わえるので、みんなにもぜひやってみてほしい。
帰ると飯がたけていたので取り敢えず腹ごなしをする事にしたのだが、炊飯ジャーを開けると異変が起こっていた。
酢っぺー!
酢は入れてないがほのかな酢の臭いが鼻を刺激した。
でも加工したし食えるだろう。と思い、茶碗に装った。作り置きしておいた味噌汁は冷えていたが、真夏の夜にはちょうどいい。
いただきまーす!すっぺー!
茶碗に装った飯は食わなきゃ!の精神で全部食ったが、人間以下の飯過ぎてめちゃくちゃキツかった。
調べると、重曹には匂い消しの効果があるらしいじゃないか。
僕は買ったばかりの重曹を炊飯ジャーに半分ぐらい投入し、あっつあつ炊きたての人間以下飯をゴミ袋に4重に縛ってごみ捨て場に投げ捨てた。
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