『リコリス・リコイル』見てると舌打ちが止まらない。
たきなちゃんのパンツを買いに行く回といい、ちさとちゃんの家でたきなちゃんが同棲を始める回といい、あまりにも僕らに都合が良すぎないか?
しかし、リコリス・リコイルには、この都合の良さを感じさせないトリックが仕込まれているのが堪らない。
たきなちゃんは初め、組織の犬すぎて女の子の矜持の様なもの(甘いもの、オシャレ等)をしないで生きてきたという事が物語中に度々分かるシーンがある。(僕はこのぐらいのディティールがあれば、可愛いアニメの場合に限り、全ての都合の良さに目を瞑る事ができる。)
だから“パンツは男物のトランクスを履く”という事に説得力があるのだ。あるのだ。あるのだ!
甘味も脂質を取りすぎると脂肪が付いて動きづらくなるという理由でかりん糖しか食べていなかったらしい。ちさとちゃんとパンケーキを食べに行く時、ごちゃごちゃ文句を言っていたくせに、食べたら「おいし。」と聞いたことのないぐらい可愛い声で言っていた。
好きなんじゃん?正直になりなー?と画面の向こうに語りかけていた。
極めつけは伝説のシーン。ちさとちゃんを元気づける為に水族館で魚のマネをしながら、たきなちゃんが「さかなー!」と言うシーン。
鼻息を荒くしながら部屋中を歩き回ってしまった。僕は機関車になったようだ。
何故か何十分回もモノマネした。たきなちゃんのモノマネすることで理解る事があると思った。
分かったのは自分の気持ち悪さと、たきなちゃんの可愛さだけだった。
しかし、アニメから長らく離れていた気持ちも思い出した。自分のハマりやすさが怖い、そしてアニメの終わりが悲しい。
アニメを自分の中で永久にする為に、グッズを買い漁ることが怖い。
もう全てのコンテンツが終わった時にもその暴走は止まらなくて、やがて概念的なものにも手を出し始める。
過去にラブライブに激ハマりした時には、ほのかちゃんのイメージカラーがオレンジという理由で、オレンジのハスラーを購入したことがあった。(ほのかちゃんとまきちゃんが好きだった。)
こういう概念に金をかける事だけは、もう本当に意味がわからないので今後も絶対に避けたい。
リコリス・リコイルにラブライブほどハマるか分からないが、何か僕の中の固い扉を叩く音が先程から鳴り止まない。
このコンテンツとの絶妙な距離感を取りながら、僕はこのアニメを全力で楽しむ事を決めた。
長文失礼。どうやら血が騒いだようでね。
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