普段からよく見る景色だが、向こう側に行ったことがない。
僕の働いているお店のすぐ近くに歩道橋が架かっているので、立ち寄ろうと思えたタイミングは何回もあったはずが、僕は向こう側に何があるかも知らないでいる。
取り立てて確認する必要も感じないし、特段何があるか気になりもしないので、いつも通り立ち寄らなかった。
僕の家から刈谷へ向かおうとすると、割と大きな橋を越えなければならなかったので、高校の時に刈谷に住んでいる女子と付き合っていた時は、毎回結構なしんどさがあった。
うんっと子供の時の僕は、その橋を子供たちだけで渡る事が何となく怖かった覚えがある。
僕の世界である豊明『市』から出るということは、子供には超越行為だと思っていたのかもしれない。
RPGでいうとレベルが足りないので引き返す感覚に近い。
中学生の夏に友人と二人で、ようやくその境川をブチ超えた。僕は当時から内々の世界で生きる事が好きだったが、境川をブチ超えた時は、とんでもない冒険をしている気分だった。
夏の稲の背が高かったので、学校規定のチャリンコで田んぼのあぜ道を通った時の素晴らしさに、ガチで最高の街だな!って思った事を今でも鮮明に思い出せる。
そんな童心も今や無くなったか、それとも東京があまりにも予定調和っぽくて歩く気にならないか分からかいが、少しつまらない人間になった自分に寂しくなった。
次は初心に帰って向こう側に渡ってみようと思う。
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