禁煙を始めてからガムをよく食う。
前までタバコを吸っていた口寂しさを補うために、常にガムを口内に入れておきたいという情けない状態にあるのだが、一日に10錠も20錠も食べているとガムを食べ過ぎることによる事の健康被害が気になってくる。
胃腸の弱い友人にこの話をしたら、ガムを食いすぎるとお腹を壊す。という迷信めいた事を言ってきた。
詳しく聞くとソースは俺！という話だし、正直全く気にも止めていなかったが、ある日少しだけお腹を下した時に、『ガム 食べすぎ』で調べてみると、キシリトールを取りすぎるとお腹を壊す。とちゃんとネットで書いてあった。
その友人に話したら、俺は一錠で心配になる。と言っていた。ならもう食うな。
ガムの食い過ぎとは、具体的にどの程度から食い過ぎになるのだろうか。
一日中ガムを噛んでいる生活をしばらく続けているせいか、普通の人間よりはだいぶガムの事を考えている気がする。
またまたある日キシリトールガムの背表紙を見た所、『一日摂取目安』という項目があるじゃないか！
なになに〜？一回に二錠を5分噛み、一日に7回を目安にお召し上がりください？
あ、割と行っていいんだ！
大体一日に15錠は行っていい計算になる。
でも、一錠で心配になる友人もいるし、僕も体調によってはお腹を壊す事もある。
僕はこの表記には少しだけ違和感を感じる。
何にしても昨今は規制が厳しい。
一日15錠も飲んでいい！と公的に言うと、お腹を壊した声の大きいクレーマーの格好の的にならないか？
何故、こんなに攻めた表記のままこの令和の時代、キシリトールガムが生き残れているのか。
僕は考えた。考えた末の答えは単純明快。
お腹を壊した原因がガムにある。とは誰も思わないからだろうな。
ガムを食べた事による副作用が誰にも知られていない。故にガムは創業以来、この攻めた説明表示でもクレーム0で生き残れているのだろう。
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